2023年3月15日、九州農政局長に経営力向上計画を提出しました。
経営力向上計画とは
「経営力向上計画」とは、人材育成やコスト管理、設備投資などを行って自社の経営力を高めるために策定し実施する計画のことです。中小企業者等が経営力向上計画を作成して国に対して申請し、認定されると補助金の優先採択や税制の特例を受けられるメリットがあります。
外部リンク:中小企業経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定状況について
当社の「経営力向上計画」の内容
【財務内容の分析結果の活用】
過去の決算書を確認し財務内容として、収支計算書・損益計算書・資産残高表を分析する。商品ごとに実際原価を把握し、当該実際原価を値付けに反映することで、商品ごとの利益を確実に獲得する。
【商品又は役務の需要の動向に関する情報の活用】
国は令和2年7月に魚類養殖を対象とした「養殖業成長産業化総合戦略」を策定した。これに基づき、水産庁はマーケット・イン型養殖業等実証事業を開始、当社は2023年2月17日に承認され参加することとなった。国内外の地域の需要に応じた養殖品目や利用形態の質・量の情報を能動的に入手する。その需要に対し定質・定量・定時・定価格の養殖生産物の供給を可能とする計画的な生産を行う。計画的な生産を行うための資材・機材として、既存の生餌給餌船から固形給餌船へ改修及びフォークリフト2台を導入することで、養殖経営体の自律的で、販売力・生産性向上に繋がる生産基盤の強化を図る。
【営業能率の向上のためのデジタル技術の活用】
市場の動向を調査した結果、新型コロナウイルス蔓延による影響は収まりつつあり、経済活動は回復基調となっている。これに伴い、国内外の需要は逐次に増加すると考えられる。顧客からは、「品質」「コスト」「納期短縮」が更に求められることが予想される。このニーズに対応するため、出荷作業のボトルネックとなっている「記帳」及び「出荷伝票の作成」工程にAIを導入し自動化を図る。 「品質」「コスト」「納期短縮」への取組内容を自社のホームページを活用しアピールすることで営業能率の向上を図る。
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