養殖漁場の特徴

 錦江湾は、半閉鎖的内湾ですが、最深部は236mもある世界的に珍しい湾です。最低水温も15℃と、養殖を行う環境としては、好条件で適した海と言えます。何故なら、浅い海に比べて海水の体積が多く、「浅い海の生物」と「深い海の生物」が共存しています。

 このように、様々な魚種の魚達が、海をきれいにしてくれるから、そのような状態が維持できる「宝の海」と言えます。分かり易く例えると、金魚を飼っている水槽を想像してみましょう。

 同じ数の金魚を大きさの違う水槽に入れて同じように育てたとき、水の汚れる速さが違います。そのような事と一緒で、錦江湾は水深が深く海水の体積が多いため、自分たちの海が汚れないように様々な魚達やプランクトンの力により浄化され、きれいな海が保たれるのです。ただ、湾であるがゆえに生活排水が、流れ込みます。これらは、時に有害な赤潮を引き起こし養殖漁業に多大な被害をもたらします。

 このような被害から海を守るため、また、海にすむ生物達並びに、この海で仕事をしている我々の生活を守るために、きれいな海を守り、きれいな海を子や孫にのこすために、山に緑を増やそう」という試みから、環境保全活動を行っています。

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